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FXの「基準通貨」と「決済通貨」の違いとは?左右の配置と仕組みを解説
概要:FXの通貨ペアを構成する「基準通貨」と「決済通貨」の違いや見分け方について解説します。取引画面における左右の配置の意味や、損益計算の仕組みを整理しました。実際のトレードを始める前に確認しておきたい、基本的なポイントをまとめています。

FXの取引画面を見ると、米ドル/円やユーロ/米ドルなど、通貨が2つセットで表示されています。この通貨ペアを構成しているのが、基準通貨と決済通貨です。それぞれがどのような役割を持っているのか、実際の取引を始める前に基本的な仕組みを確認しておきたいところです。
左右の配置で直感的に見分ける
通貨ペアは、左側の通貨と右側の通貨で役割が異なります。一般的に、左側に配置されているのが基準通貨であり、右側に配置されているのが決済通貨です。
たとえば、米ドル/円の通貨ペアであれば、左側の米ドルが基準通貨となり、右側の円が決済通貨です。ユーロ/米ドルの場合は、左側のユーロが基準となり、右側の米ドルが決済を担う通貨として働きます。このように、左右の配置を見るだけで、どちらがどの役割を持っているのかを判断しやすくなります。
基準通貨の「1」が決済通貨でいくらになるか
通貨ペアのレートが示しているのは、1単位の基準通貨が決済通貨でいくらの価値があるかという数値です。基準通貨を常に「1」として固定して考えると理解しやすくなります。
米ドル/円のレートが150円と表示されている場合、基準通貨である1米ドルが、決済通貨である150円に相当するという意味になります。また、ユーロ/米ドルのレートが1.10と表示されている場面では、1ユーロが1.10米ドルの価値を持つとみることができます。
レートの動きがわかりにくい時は、左側の基準通貨を主役にして相場を見ると整理しやすくなります。基準通貨の価値が上がっているのか、それとも下がっているのかを意識することが、相場の方向性を捉える手がかりになります。
損益の計算や必要証拠金との関係
基準通貨と決済通貨の役割は、取引における損益の計算や、ポジションを持つために必要な資金の計算にも大きく関係してきます。
取引によって発生する利益や損失は、右側の決済通貨をベースに計算されます。米ドル/円の取引であれば、決済通貨が円であるため、損益はそのまま日本円で算出されます。一方で、ユーロ/米ドルのように右側が米ドルの通貨ペアを取引した場合、損益は一度米ドルで計算され、その後、利用しているFX会社の口座内で日本円に換算されるのが一般的です。
また、ポジションを持つための必要証拠金を計算する際も、現在のレートと基準通貨の取引数量をもとに算出されます。通貨ペアの種類によって、必要な資金の額や損益の変動幅が変わるため、取引前に確認しておきたいポイントです。
取引ツールでの表示と実践的な視点
FX会社のアプリやチャートソフトでは、通貨ペアが「USD/JPY」や「EUR/USD」のように表示されることが多く、最初は戸惑うかもしれません。しかし、左側が取引の基準となる通貨、右側が価値を測るための通貨という原則を押さえておけば、どのような組み合わせであっても構造を理解しやすくなります。
買値と売値の差額であるスプレッドや、値幅の単位を表すpipsなども、決済通貨の単位をベースに表示されます。
新しい通貨ペアの取引を考える際は、まずどちらが基準通貨なのかを確認し、損益がどの通貨で発生するかを事前に把握することが、リスク管理を行ううえで重要な第一歩となります。
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